いちはらアート×ミックス 2020+ ～コロナによる延期にも負けずただいま絶賛開催中
現在、千葉県の市原市では、市原市の里山や閉校した学校、小湊鉄道の駅舎などを舞台に「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス 2020+」が、2021年12月26日（日）までの予定で開催されています。
「台風」「豪雨」「新型コロナウイルス」などの度重なる困難による延期を乗り越え、「房総の里山から世界を覗く」というテーマのもと、満を持しての開催となりました。
晴天が多いこれからの時期、おでかけドライブしながら、里山のアートに触れてみてはいかがでしょうか。
目次
アートミックスとは
アート×ミックス」とは、歴史・文化・自然・食・スポーツなど、その地域ならではの資源を現代アートと融合し、地域の特色を再発見する新しい形のイベントのことです。
今回ご紹介する「いちはらアート×ミックス」は、「晴れたら市原、行こう。」をコンセプトに、3年に1度開催されている芸術の祭典です。
千葉県市原市の地域資源を、世界各国のアーティストによるアート作品と融合させています。
会場は大きく９つのエリアからなり、市原市全域に広がっていて、１エリアあたり平均１０弱の作品が展開されています。
移動には、市内を縦断する小湊鉄道や会場内を周遊する「芸術祭無料バス」がありますが、各会場は無料駐車場も設置されているので、車の移動がおすすめです。
ドライブでならば、電車やバスの時間を気にしないで、ゆったりとアート作品を鑑賞することが可能です。観覧の際には、会期中なら芸術祭の作品すべてをいつでも鑑賞できる「作品鑑賞パスポート」が便利です。
1枚で1名のみ有効で、1作品の鑑賞は1回のみとなり、2回目以降の鑑賞やイベントへの参加は別料金となります。
作品鑑賞パスポートは、各インフォメーションセンターや主な作品展示場所などで購入できますが、WEB販売での引換券購入ならば、割引料金が適用されて、チケットをお得に購入できちゃいます。
「いちはらアート×ミックス」の目的
「いちはらアート×ミックス」は、美しい里山の景色とアートを融合させることによって、市原市南部地域を活性化させるということを目的としています。
市原市は千葉県のほぼ中央に位置し、小湊鉄道の里山トロッコ列車が走る、温暖で自然豊かな地域です。
東京や横浜などの首都圏から約1時間という近距離ながら、美しい田園風景が広がり、とくに市南部地域には、美しい里山とそこに暮らす人々のきめ細かいコミュニティが残っています。
そんな豊かな地域の魅力を、アートと融合することで多くの人々に知ってもらおうと、地域や関係団体が連携し、2014年春に最初の芸術祭である「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」が行われました。
「いちはらアート×ミックス 2020+」の開催
地域とアートを融合させることによって、市原市南部地域を活性化させることを目的とした「中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス」は、2014年春に第1回が開催されました。
3年おきの開催が計画されていて、2017年春には、地域や関係団体と連携した取り組みをさらに充実させた「いちはらアート×ミックス2017」も開催されています。
そして、2020年の3月には第3回目の開催が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、開催が延期となっていました。
しかし、この冬、満を持して、感染防止と文化芸術活動・社会経済活動の両立を目指す芸術祭「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」が開催されることとなったのです。
イベント名である「2000+」には、開催を心待ちにしていた多くの人々の熱い思いが込められているのです。
「いちはらアート×ミックス 2020+」の楽しみ方
電車で巡るコースも味わい深いものがありますが、とにかく広いエリアを効率よく巡り、芸術作品をじっくりと鑑賞して周るのには、車を使った移動が最適です。
「いちはらアート×ミックス」の公式ホームページでは、レンタカーを使ったモデルコースが紹介されています。
その中でも、地元スタッフが特におすすめしたいスポットを、紹介していきたいと思います。
◆内田未来楽校
内田未来楽校の建物は、昭和3年に建築された「内田小学校」の木造校舎で、昭和40年に民間に払い下げられた後には、工場や作業場として使用されてきました。
平成24年には取り壊しの危機に瀕しましたが、地域の住民や支援者を中心に校舎の買収が実現し「内田未来楽校」となったのです。
今回のイベントでは、ニュージーランド出身写真家のデイモン・ベイさんと地域の方々によるコラボ作品や、市内で撮影された写真の掛け軸「フォト軸」など、多くのアート作品を鑑賞することができます。
地元の方々が開催しているマルシェには、採れたての野菜が並ぶほか、手作りのパンやピザなどの品々も並び、訪れる人々の心もお腹も満たしてくれます。
◆里山カフェレストラン「Felicia（フェリシア）」
内田未来楽校の広い敷地内を徒歩で散策して、程よくお腹が減ってきたら、ランチにおススメなお店が、内田未来楽校から徒歩でも行ける距離にある里山カフェレストラン「Felicia（フェリシア）」です。
フェリシアは、提携養鶏場で大切に育てた卵をたっぷり使用した手作りケーキが自慢のカフェレストランです。
今回の「いちはらアート×ミックス 2020+」では、ローストビーフ丼をメインとした「いちはらアート×ミックス定食」を特別メニューとして提供してくれています。
この定食には、フェリシア自慢のケーキも付いてきて、心も体も満足できること間違いなしの内容になっています。
所在地：〒290-0503 千葉県市原市宿245-1
電話番号：0436-92-1050
FAX番号：0436-92-5133
メールアドレス：info@ap-felicia.jp
営業時間：9:00～17:00（ランチ 11:00～16:00）
定休日：水曜日
イートイン：18席
駐車場：有り（6台）
レンタカーで行ってみよう
「いちはらアート×ミックス」の会場は市内に点在していて、主催者では「１日３～４エリアを周るのがおすすめ」としています。
1ケ所あたり平均して10のアート作品が展示してあるので、効率よく会場を周ることができれば、1日に30～40もの作品を鑑賞することも可能になっちゃいます。
ご自宅からは電車を利用し、会場付近からレンタカーを利用すれば、移動のロスなく1日を満喫することが可能です。「いちはらアート×ミックス」の出発点となる五井エリアには、JR東日本小湊鉄道の「五井駅」があります。
五井駅には、チケットの購入や引換券の交換ができるインフォメーションセンターも設置されていて、電車で到着後には、アートな一日の始まりを快適にスタートできます。
五井駅の東口と西口には、それぞれ「オリックスレンタカー」の営業所があります。
五井駅のホームや普段は立ち入ることができない機関区等に展示された作品を鑑賞した後には、
すぐにレンタカーを利用して次のエリアに移動することができるので非常に便利です。
またHPより、アートミックスキャンペーンＷＥＢ予約により、
パスポートチケットの前売り券が通常3,000円のところ2,500円で購入できます！
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